ロジカル・プレゼンテーション【書評】
この記事ではロジカル・プレゼンテーションの紹介及び感想についてまとめていきます
私がこの本を読もうと思ったきっかけは上司に進められたからでした。
提案はビジネスのみにかかわらず日常生活にも避けては通れない行動です。
- どんな人に読んでほしいのか
論理的思考の方法について網羅的に学びたい人
考えることが苦手な方
ビジネスマンに全員に読んでほしい本
- 本の概要
「提案の技術」というと、いかにも地味で専門的な印象を持たれるかもしれない。ところがどうして、現在のビジネスの現場で、これほど必要とされる能力はないといっても過言ではない。「提案の技術」がないゆえに、どれほど多くの「優れたプラン」が具現化されることなく消えていったことか。本書は、そうしたビジネス上の詰めの甘さを自覚し、提案を成功に導くための「技術」を明らかにしたものである。
引用 Book データベース
感想
提案とは通そうとしなければ通らないもの
仕事において「理解してくれないのは相手の理解力が低いからだ」「」など、
相手のせいや環境のせいにしたことはありませんでしょうか。
提案が通るもとだという前提にした他責思考は、自分が改善すべき点、
努力すべき点に気がつくことができなくなります。
提案というものは通さなければ通らないもの。通らない場合は
「自分の提案力が不足している」と考えましょう。
横の論理と縦の論理
相手が納得しないパターンは2つあり、それは「本当にそうなの?」と「それだけなの?」という反応だ。
論理的か否かは相手が決めるもので、自分の論理を しすぎてはいけない。
縦の論理とは誰が見てもAならばBが成り立っている状態。横の論理とは全体が正しく定義されていて漏れ、
ダブリがない状態。この2つの論理がビジネスにおける問題解決と仮設検証力の基礎となる。
仮設とは相手に考えさせない相手目線の思いやり
相手が納得するのは論理的に正しいことだけでなく、相手の疑問に対して正しく答えられたとき。
提案前に相手が納得することに対して仮設を立てず手当たり次第の提案は相手目線ではない。
そのため仮設検証は提案において必須のプロセスである。
仮設検証は以下の5つのプロセスで行う
- 目的の理解
- 論点の把握
- 仮設の構築
- 検証の実施
- 示唆の抽出
私は仕事で上司に「考えが浅い」「考える習慣ができていない」など叱責を受けたことがあります。
そもそも「考えるとは何なのか」「考え方がわからない」など壁にぶち当たったことがありました。
この本を読めがまず論理的に考える方法について学ぶことができるため、
考えることが習慣化できていない人におすすめには非常におすすめです。
またビジネスにおいて必ずついてくる提案の定義、提案のプロセス、相手が納得するプロセスについて
網羅的に学ぶことができます。相手が納得させるためには、まず相手の疑問を知り、相手の疑問に答える。
ビジネスのみならず日常生活にでもコミュニケーションをスムーズにさせてくれる知識が身につく
非常におすすめの本になっています。